Happy SIMを買え [雑談]

昨今の海外渡航で優先度上位なのが、現地でのデータ通信回線の確保、決済通貨の2つです。あとは交通系のカードがあれば使いたいですね。
現地決済は空港の為替カウンターかクレジットカードがあれば済むので、ここではデータ通信SIMと交通系電子マネーについて少々。

●データ通信SIM

シンガポールで入手できる渡航者向けのデータ通信SIMはいくつかありますが、2017年7月現在で我々海外MakerFaire出展組が入手すべきSIMはターミナル2の販売ブースで取り扱っているStarHubのHappy Travel SIM 10day(32SGD=約2500円)です。
為替カウンターの斜め向かいにあるので、換金のついでに入手しましょう。
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ぱっと見では10日有効の旅行者向けSIMですが、この10日有効というのは15Gバイトの無料データ通信枠+2Gバイトのローミングデータ通信枠で、32SGDのプリペイド分とSIMカードは180日間有効です。ただし10日間の有効期間終了時にSMS代がいくらかプリペイド分から引かれるようです。
期間内にクレジットカードでチャージ(Top-upという)をすればそこから有効期間が180日延長になる仕組みです。

窓口では開通手続きまではやってくれないので、自分で開通手続きとデータ回線設定を行う必要があります。とはいえ、SIMを交換した後、「*142#」へ電話をかければ終了します(※アクティベーション用の番号なのでへ変わる可能性がある。窓口で説明されるのでちゃんと聞いておこう)。
ただし、一部のスマホではAPNの設定が自動で行われないので、予め専用アプリ(Happy Prepaid)をインストールして出国したほうが良いでしょう。
空港のカウンター案内やアプリインストールはこちらから。

無料データ通信枠を使い切ったあとは、Top-upしたお金でデータ通信プランを選んで購入することになります。プランで細かい差異がありますが一度のアクティベーションで最大30日、通信量は100Gバイトまで繰り越すことができます。が、普通の滞在で通信残量を気にすることはあまりないと思います。

そして最も重要な点ですが、このHappy SIMは海外ローミングにも対応しているので、シンガポールの国外13の国と地域(日本、韓国、中国、台湾、香港、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アメリカ)でもそのまま使えます。
(なお中国では海外ローミング扱いのため最初から盾抜けできる模様)

つまり現地でデータ通信量が余っても、帰国して残りを使うことができます。残念ながら最初に貰える無料の15Gバイト分はシンガポール国内通信専用なので、そこは少々もったいないのですが‥‥。
またSIM自体はTop-upから180日間有効なので、半年毎に課金しておけば帰国後もずっと維持しておくことができます。

さらに日本国内ではDoCoMo/KDDIにローミングできるうえ通信速度制限無しの30日1.2Gバイトプランが10SGD(約800円)からと、国内の格安データSIMと同等か、より安く使うことができます。格安データSIMでは使えないSMSに対応しているのも地味にポイントが高いです。
一応テザリングもできるようですが、SNSと一部のサイト以外への通信では何らかの本体認証と速度制限を行っているようで、日本国内サイトはゲートウェイがタイムアウトを返す場合があります。

とはいえ、東・東南アジアおよび太平洋地域では間違いなく最強のSIMで、毎年海外に行く予定がある人は、このSIMを買うためにシンガポールに行ってもいいと思える1枚です。
海外MakerFaire出展組必携。

●交通系電子マネー

一方で、交通系電子マネーはシンガポールではそれほど使い勝手がよくありません。
MRTやバスで使える交通系ICカードとしては、NETS FlashPayez-linkの2種類があります。が!
一応、コンビニをはじめ各店舗に設置をしてあるのですが、誰も使っていないのか店員が扱えないとか、最小決済額があって気軽に使えないとか、NETSのロゴを提示してるのにez-linkじゃないと決済できないなど、不都合だらけでした。

今のところ、MRTとバスに乗るためのカードと割り切って使うべきでしょう。ICカードを使うとMRTでは運賃が4割引されるので、MRTでの移動が多いなら便利です。
MRTの駅の窓口で、ez-linkカードを購入するのが良いと思います。12SGDで5ドル分がカード代、7ドル分が初期チャージになります。カードへのチャージはMRTの駅の券売機で行う事ができるので、残りが少なくなったらその都度チャージすればOKです。

●まとめ

・年に2回以上海外に行く人はHappy Travel SIM一択
・半年に一度、クレジットカードからTop-upすればSIMが維持できる
・ローミングは日本含め13の国と地域(本国のシンガポール含めると14)
・初回にシンガポール国内用15G分とローミング用2G分の無料データ通信枠が貰える
・データ通信1Gあたり800円ぐらい

・だが交通系電子マネーはいまいち


近々シンガポールに渡航される人がいましたら参考までに。

※ローミング使用時のデータ通信と初回期間終了時のプリペイド分の消費を追記 (7/30)